The Day of the Dead /El Dia de Los Muertos
11月1日と2日(10月末から開始する場合もあり)は、「死者の日」です。メキシコの祝日として有名ですが、実はラテンアメリカ各地やカリブ海地域でもお祝いされます。亡くなった家族や友人、幼くして亡くなった子どもたちの霊が、いま生きている者たちの世界へ戻ってきて、つかの間の「再会」を喜び、絆を確認します。「私たちの姿が見えなくても、いつもあなたたちを見守っていますよ」と改めて伝えてくれるのです。日本のお盆と似ていますね。しかし、「死者の日」のお祝いはとてもカラフルで派手。生前の姿を現した死者に扮してのパレードも行われますが、死者たちが生きている人たちと同じように、とても個性的で見ていて飽きません。家庭では、伝統的な料理をこれでもかというほど用意して、集まった親戚や友人たち、通りかかった人たちも巻き込んでの大晩餐会。家にはオフレンダ(ofrenda)と呼ばれる祭壇が設けられ、故人の写真や好きだったものがたくさんの飾りものやお花(主にマリーゴールド)とともに備えられます。この時期が近づくと、学校でも子どもたちはオフレンダを作ります。また、故人が眠る墓地でも、人びとが集い、思い出の音楽に合わせて、歌ったり踊ったりします。ディズニー映画の「リメンバー・ミー(“Coco”)」(2017年)によって、日本でも「死者の日」が知られるようになりましたね(多分?)。昔観たFrida Kahloの人生を描いた白黒映画(Salma Hayekのではなく)の中にメキシコ(オアハカか)の「死者の日」を描いた場面がありました。とても幻想的で美しいです。
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